2019年10月19~20日、台湾、台北市松山文化創造センターにて行われたアジア自動車塗膜研磨競技大会の技術顧問としてお招きいただきました。
2019年10月19~20日、アジア自動車塗膜研磨競技大会全般について報告します(長くなるので3つに分けます)
主催: 亞太區汽車美容研磨賽委員會(アジア自動車塗膜研磨競技大会委員会)
期日: 2019年10月19日(土)・20日(日)
場所: 台湾台北市 松山文化創造センター 3号館
協賛: 友嘉實業股份有限公司様
三一國際様
柏蒂車房towa有限会社藤和ケミカル様
橘不見汽車玻璃修復様
美研動力様
上綺有限公司様
穎興汽車有限公司様
雙包胎汽車美容商行様
日本CCNetwork協會様
豐駿汽車國際貿易様
Artdeshine石墨烯塗層様
福爾摩沙汽車美容協會様
京セラインダストリアルツールズ株式会社様
社団法人日本コーティング協会様
極緻汽車有限公司様
德君株式会社様
ケヰテック株式会社
公募方法: FB(Facebook) その他
公募対象: 日本を含め、アジア太平洋地域
参加競技者: 日本1名、香港2名、マレーシア1名、シンガポール1名、
台湾45名 計50名
優勝者: 優勝 王茂傑様 賞金10万元(台湾ドル)トロフィーと賞状
準優勝 李翔霖様 賞金5万元(台湾ドル)トロフィーと賞状
三位 徐春凱様 賞金3万元(台湾ドル)トロフィーと賞状
を、それぞれ受けられました。
ご挨拶をし、今研磨競技大会の独自性と優秀性についてお話ししました。
今回の大会では、塗膜研磨仕上げの評価方法が極めて客観的・公平です。先ず、形式的きれいさを評価します。これはペーパー目や傷、バフ目が視認できず、オーロラマークが見えないことです。審査員はこれを確認します。その上で、実体的きれいさ、すなわち、ツヤが良好であることを判断します。ツヤは測色計で測れるので、研磨前と研磨後の色差の変化量がきれいさの量を同定できると言えます。これらを、加点の重要な判断基準として、位置付けたことが、世界に範たる大会と誇って良いと説明しました。
※論理的な詳細は、「塗膜研磨の体系的考察 第10回 3 きれいさの評価基準について」 月刊 ボディーショップレポート 2019年10月号43ページを参照してください。
※日本コーティング協会様のスタッフの方々は、いち早く、この考え方に賛同くださり、評価方法を工夫して、研磨作業に生かしてくださっています。 今回、実際の審査に当たるだけでなく、評価基準の方法作りと審査に大変、ご尽力くださいました。
※2019年6月8日(土) 台湾、新北市Crystal様にて、アジア自動車塗膜研磨競技大会委員会のスタッフの方に対して、行った講習会は本大会を見据えてのことです。
大会委員会のメンバーのCrystal様及び、その他台湾のコーティング加工業の組合の方々は、きれいさの評価基準についての考え方の講習を熱心にお聞きくださり、今回、実際の審査に当たるだけでなく、評価方法作りと審査に大変尽力くださいました。
※ツヤを測色する方法が、きれいさの客観的基準を導くと考える徳君㈱様とCrystal様 易社長は、沖縄の徳君㈱様にて、ボンネットの研磨と評価の実験、討議を繰り返して、競技会の方法を考案しました。この大会に掛ける思いに感動しました。
優秀賞者の3名です。不断の努力によって培われた技術を称賛します。本当におめでとうございます。
競技者と審査員・スタッフの方の記念写真です。 本当にお疲れ様でした。
大会の模様を貼っておきます。
※動画は大会委員会様から、写真は、アンドクレア様から提供いただきました。
動画の中で台湾のリョービ様からエプロンをお借りしております。
ありがとうございました。